研究活動 2022.07.14

建築プロフェッショナルセミナーに登壇

泉北ホームの一級建築士が、インテックス大阪で開催された建築プロフェッショナルセミナーに登壇し、住宅外皮マイスター合格者の代表として座談会に参加しました。座談会の内容は「住宅外皮マイスター資格制度の有用性について」です。


座談会 参加者(6名)
■一般社団法人 住まいの屋根換気壁通気研究会 理事会
東京大学 工学博士名誉教授
坂本 雄三 氏

近畿大学 副学長・建築学部長
岩前 篤 氏

国土交通省 国土技術政策総合研究所
建築研究部 構造基準研究室
宮村 雅史 氏
 
株式会社ハウゼコ 代表取締役社長
神戸 睦史 氏

■住宅外皮マイスター合格者代表
有限会社第一浜名建装 代表取締役
久保田 仁司 氏

泉北ホーム株式会社 経営企画室 商品企画設計 主務
藤田 剛

登壇の経緯

理事会「泉北ホームは耐久性を大切に考えている」

今回のプロフェッショナルセミナーには受講者として参加する予定でしたが、「座談会を行うにあたり実務者の立場での意見が欲しい」と登壇のお声がけをいただきました。神戸理事長によると、「泉北ホームは耐久性をとても大切にしている会社と認識していた」との理由で理事会の皆様に選んでいただけたそうです。

住宅外皮マイスター資格制度とは

耐久性向上を目指すことが目的

建築プロフェッショナルセミナーは、外皮内換気・通気を通じて木造住宅の耐久性向上を目指す一般社団法人 住まいの屋根換気壁通気研究会によるセミナーです。外皮とは、住宅の外周(外壁・屋根・窓等)の部分で、室内を快適に保つために重要な役割を果たします。
同研究会が開始した住宅外皮マイスター資格制度は、外皮の構造や性能の知識を有し、外皮の設計・施工に活用できる実務者を認定する制度です。木造住宅外皮に関わる人が備えるべき知識と技術力を明確に提示することで、耐久性の向上に貢献する人材を育成していくことを目的にしています。

日本の住宅は耐久性に課題

世界と比べて住宅の寿命が半分以下

欧米では、耐久性についての考え方が普及しており、孫が住むことまで考えて家を建てることが一般的です。しかし、日本では「家は傷んだら建て替える」ことが当然で、耐久性に明確な基準がありません。日本の住宅寿命は平均30年と欧米と比べると半分以下ですが、耐久性が課題と考える人はあまり多くありません。
岩前先生は「近年注目されている断熱性は、暮らすうちに良さを実感できる性能。しかし耐久性は、人体の健康と同様で失ったときに初めて大切さを実感する性能であるため普及方法が難しい」と語られました。

座談会の内容

問題提起と今後の展望

「ハウスメーカーや工務店には知識やスキルがあり、耐久性が考えられているのが当たり前」と思われがちですが、実際はそうではありません。論理的な根拠がなく経験や勘で「大丈夫」と言っている会社が多くあります。
座談会ではこの問題を挙げて、「将来的には、住宅外皮マイスター資格を取れる知識や技術は最低限であるという認識を国全体が持つことを目指したい」「今はまず、住宅外皮マイスターがいる会社は耐久性をきちんと考えていると分かってもらえたら」とそれぞれの立場ならではの意見が語られました。

これからも耐久性を大切に

家に暮らす家族の健康と安全を守ることは世界共通の理念

家が傷んでからでは取り返しのつかないこともあるからこそ、泉北ホームでは耐久性を標準仕様にして丁寧に施工しています。耐久性がなければ、耐震性や断熱性などほかの性能も維持できません。泉北ホームは、研究会が提唱する「家に暮らす家族の健康と安全を考えることは世界共通の理念」に共感し、これからも論理的な根拠をもって家づくりを考え続けます。

※記事は2022/7/14現在の情報です。ご確認のタイミングによっては情報が更新されている場合がございます。

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