ぼくらの家ラボ

構造

2020.05.01

家の「耐久性」を考えたことはありますか?

僕が家づくりをするときは、耐震性と断熱性にはこだわりたいなぁ。

それも大事だけど、忘れてはいけないのが家の「耐久性」ニャ。
そこを疎かにすると、せっかくこだわった「耐震性」も劣化してしまうかもしれないニャよ。

どんなにオシャレなお家でも、断熱性に優れたお家でも、「いつまでも」そうでなければ意味がありません。
そこで今回は、知らなかった…で手遅れになる前に、家の「耐久性」についてご紹介したいと思います。

家の耐久性を考えたことはありますか?

家の構造体が腐朽してしまうと、簡単に崩れてしまう

昨今の住宅業界では、省エネや創エネ、地震に強い家が注目されていますが、「建てた家がどれだけ長く持つか、いかに劣化しないか」
家の「耐久性」を考えたことはありますか?
せっかく地震に強い家を建てても、家の構造体が腐朽してしまうと、簡単に崩れてしまうかもしれません。

阪神淡路大震災での調査結果

「シロアリ被害・腐朽あり」と判断された家屋の9割が全壊

阪神淡路大震災では「シロアリ被害・腐朽なし」の家屋での全壊が約2割ほど、5割以上の住宅が軽微な被害だったのに対して、「シロアリ被害・腐朽あり」と判断された家屋の9割が、なんと全壊していたという調査結果があります。

シロアリによる劣化

92%が、特にジメジメした場所を好むシロアリ

シロアリ被害のうち92%が、特にジメジメした場所を好む「ヤマトシロアリ」という種類のものです。
木材に含まれる「セルロース」を食べられてしまい、家が劣化してしまいます。

腐朽菌による劣化

壁内結露に注意

窓や壁の表面に発生することを表面結露といい、壁の中で発生するものを壁内結露といいます。
壁内で発生した結露はふき取ることもできませんよね?
ジメジメしたままだと「腐朽菌」という木材の成分を分解する菌が繁殖してしまい、家を劣化させてしまいます。

シロアリや腐朽から守るには?

カギは結露対策

シロアリや腐朽から家を守るためには、木材の乾燥状態を保つということが必要です。
それにはまず、「結露」を発生させないようにすることが重要になってきます。

結露を防ぐ3つのポイント

防湿・断熱・通気

結露の防ぐには、結露の発生条件を成立させないこと。
それには「防湿」して湿気を壁に入れず、「断熱」して冷気の侵入を防ぎ、「通気」して木材の乾燥状態を保つことが有効です。

長期優良住宅基準では甘い

結露事故多発部分に省略規定がある

長期優良住宅であっても、通気層に関して省略規定があるため、安心はできません。
例えば、屋根断熱を採用した場合は小屋裏換気基準の対象外になるため、小屋裏換気を取らなくてもよくなってしまいます。

実際に、屋根断熱を採用している家のほとんどに通気層がありません。
しかし、通気層がないことによる結露リスクが高く問題となっています。

長持する家づくり

結露対策が取られているかを確認

せっかく、こだわって作った世界に一つのお家。
長持ちさせて、ずっーっと暮らしたいものですよね?

そのためにも、結露事故の多い箇所に、結露が発生しにくいような対策がされているかどうかをしっかり確認してください。

  • 家の構造体が腐朽してしまうと、簡単に崩れてしまうかもしれない。

  • 家を長持ちさせるためには、「結露」対策が有効。

  • 結露事故の多い箇所に、対策がされているか確認すること。

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