ピアノの演奏も心置きなく。家事動線にこだわった住まい
- 階数
- 3階
- 延床面積
- 87.88m2(26.5坪)
- 敷地面積
- 127.23m2(38.4坪)

設計の工夫で、広さ以上の暮らしやすさ。夏も冬も快適で、子育てしやすい住まい
家業を継ぐことを決めたタイミングで、家を建てようと決めたT様。奥様のピアノ教室と家事がしやすい家がご希望です。開放感があり無駄な空間をなくす間取りにしました。2階は廊下をつくらず、LDKに上下の階段。洗面室とパントリーを1枚の扉で兼用し、スペースを有効活用。3階には庭を兼ねたバルコニー。子ども部屋はベッド・収納・デスクチェアを兼ねた小上がりの畳コーナーを設けました。また、洗濯は洗ってから片付けるまでが1か所で完結でき、キッチンへ快適な動線も重視しました。LDKには2か所に床暖房を設け、断熱・気密性の高さから空調が効きやすく、外から帰って来た時に「暑い」「寒い」と感じることが少ないそう。「夏、ゆっくりお風呂に入ったあと、涼しいリビングに直行できて気持ちいいです」とT様。「希望に対し、複数の提案を用意してくれる。打ち合わせが楽しくて、毎回感動していました」と話されました。
間取り図(3LDK)
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1階
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2階
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3階
内外観ギャラリー
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車はインナーガレージと外構側に停めているため、どちらの車にもアクセスしやすく壁をくり抜きました。外壁は太陽の光で汚れを分解し、雨が洗い流してくれるKMEWの外壁材を知り、白を選んだ。「帰宅した時に外から見上げて、いい家を建てられてよかったといつも思います」とT様
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お二人がこだわった床材やタイル壁でシックにまとめたLDK。限られた面積でも圧迫感なく開放的に。プライバシーを守りつつ、優しい光を取り入れて明るい空間になりました。キッチン側に水まわりをまとめた、機能的な動線です
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壁掛けにしたTV側の壁は全面エコカラットタイル。「毎日必ず目にする場所なので、妥協しないでよかったです。おかげで、日々満たされています」。キッチンの周囲を回遊できる移動がしやすい配置
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空間を有効活用するため、ダイニングとリビングを兼ねたソファ・テーブルセットを吟味して選んだ。左の扉は1階との間の階段、右の扉は3階との階段へつながります。廊下をつくらず、スペースを無駄なく活かした間取り
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床暖房を入れたキッチンは冬場でも暖かい。キッチンとカップボードの取っ手はゴールドをオーダー。3つ横並びのコンロやコンセントの位置など、とても使いやすいとT様。背の高い夫も使いやすいように、レンジフードの位置を調整しています
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キッチンから洗面・ランドリー・浴室へと続く動線が便利。洗面側の扉を開けると隠れるパントリーも設けています。洗面台の横には、ドレッサーや子どもの勉強コーナーにも使えるカウンターを造作。ランドリーにはガス衣類乾燥機を置き、「洗う・乾かす・取り込む・しまう」が1か所で完結。
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教室として使えるように、防音工事を施したピアノ室。木目の吸音壁、厚い絨毯は防音対策に役立つのはもちろん、インテリアとしてもシックで優しい印象。カーテンを開けると大きな窓から演奏風景が見えます。「大工さんが丁寧に工事してくださいました。ピアノを弾いていても、リビングでは音に気づかないほどです」とT様
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玄関は土間を広げることで、ベビーカーの乗り入れ、おもちゃの車の乗り物を置く余裕が生まれました。手洗いカウンターも土間に設置し、水はねが気になりません。ピアノ教室とプライベート空間は玄関でうまく分離し、手洗いは共通で使えるように。シューズボックスからそのまま収納+造作棚が続き、上部は野球をされていたT様の大切なグローブがずらりと飾られています。ニュアンスのあるグレーの壁紙に間接照明がおしゃれ
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コンパクトながらも充実させた子ども部屋。小上がりの畳コーナーはプレイスペースと将来のベッドを兼ね、奥は上部を収納、下は畳コーナーに腰掛けてデスクとして使えるように設計しました。畳下は大容量の収納スペースとして活用できます
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庭代わりの広いルーフバルコニー。人工芝を敷き、車や自転車の心配なく子どもを遊ばせることができるスペースになりました。晴れた日はお弁当を食べたり、夏はプールを出すことも。「お花を飾ることや、植物を育てるのが好きなので、ゆくゆくは家庭菜園やガーデニングをしたいです」とT様