#暮らし・育児 | 2021.8.13
あかりの色に迷ったときの極意
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照明のあかりの色なんて正直わかんない…。
私はカフェやホテル、レストランのような雰囲気が好きだから、全部そうして欲しいな♪ -
それもいいけど、よく考える必要があるニャ。
雰囲気の良い電球色の明かりで子ども達や目が悪いパパさんが爪を切れるかニャ?
さらに言うならば、将来のことも考えるとすべてが「電球色」というのも住宅研究を
しているネコ所長としては見逃せないのニャ。
電球を選ぶ際には、明るさやサイズはもちろんですが、「電球の色」も重要なポイントになりますよね?
空間の雰囲気がよくなる「電球色」は特に人気です。
じゃあ、電球色だけでいいいかというと、それだけでは後々になって問題が発生するかもしれません。
そこで今回は、照明の色の選び方について、ご紹介したいと思います。

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目次
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あかりの色で迷ったとき
「温白色(おんぱくしょく)」が間違いない
電球には赤や青といった単色の製品もありますが、照明用として使われるのは主に「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類です。
■雰囲気を作り出す電球色
カフェやホテル、レストランなどで使用されることの多いオレンジ色が特徴
■昼白色
作業・オフィス・細かな作業・清潔感を演出してくれるなど
クリニック、オフィスなどで使用されることの多い白色・蛍光灯に近い色が特徴
■温白色(おんぱくしょく)
電球色と昼白色の中間にあたる色
ただ、あかりの色で迷ったときは「温白色」が間違いないです。
なぜ温白色がいいのか?
加齢とともに発症する病気
なぜか温白食がいいのかというと、ほとんどの方が「白内障」という病気を発症してしまうからです。
65歳以上の白内障になる確率は80%以上、80歳を越えればほぼ100%の方が白内障になると眼科では言われるそうです。
つまり白内障は、加齢とともにほとんどの方が発症する病気なのです。
白内障の症状
ぼやける、かすむ、まぶしい
白内障とは、目の中のレンズの役割をしている水晶体が濁ってしまい、光が通りにくくなり、見えにくくなる病気です。
主な症状は、ぼやける、かすむ、まぶしい、視界が暗く感じる、視力が落ちる、だぶって見えるなどです。
白内障の方の照明の色による見え方の違い
「温白色」を各照明メーカーは推奨している
電球色だと白内障の方には明度が落ちて見えるようになってしまい「かなり暗いと感じる」ようになってしまいます。
逆に昼白色は白内障の方にとっては明度が上がり「かなり眩しいと感じる」ようになってしまいます。
白内障の方には暗くなく、眩しいと感じない「温白色」を各照明メーカーは推奨しています。
基本的には場所によって使い分けるが…
温白色選べば、概ね間違いありません
場所によって使い分けるのであれば、テレワークや宿題、お料理や洗濯・アイロン、家事全般を行う場所には「昼白色」をスポット的に使用し、全体は「電球色」の照明を選び配置するといいでしょう。
「もう面倒!わからん!!」という場合であれば「温白色(おんぱくしょく)」を選ばれれば、概ね間違いありませんし、白内障になった場合でも問題なく生活していただきやすい照明計画となると考えられます。
人によって心地の良い明るさは違う
実際に体感されることがおすすめ
もちろん、人によって心地の良い明るさというものに違いはあります。
じっくり検討したい方は白内障体験ゴーグルがネットショップに市販されていますし、体感できる照明会社のショールームがあるのでご体感いただくことが一番です。
ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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ほとんどの方が「白内障」という病気を発症する。
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各照明メーカーは白内障の方には「温白色」を推奨している。
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白内障体験ゴーグルを使ったり照明会社のショールームに行ってみよう。