研究活動 2022.01.24 近畿大学共同チーム

岩前教授による社内セミナーを開催

年々高まる住宅環境への関心。

政府の「2050年カーボンニュートラル宣言」に向け、住宅性能表示の引き上げや関連制度の見直しが行われるなど、日本全体で住まいや建物が変わろうとしています。

これからも健康を守る快適な環境で暮らしていただきたいという想いから、私たちは最新情報を学ぶ必要があると考えていました。

そこで、温熱環境と健康の因果関係を研究する第一人者として第一線で活躍し続ける近畿大学の学部長 岩前教授に依頼し、オンラインセミナーを開催することとなりました。

岩前教授のプロフィール

国や市などの建築の省エネにかかわる技術的な評価、開発に携わる

近畿大学 建築学部 学部長 教授を務める岩前教授は、「低温は万病の元」という言葉が示す通り、建築と健康の関係を明らかにした第一人者です。

主な研究テーマは、建築物の省エネ・ゼロエネ化手法の研究、建築物長期耐久化に関する研究、建築物の健康・安全性評価、建築用断熱建材の開発と評価、暖冷房・換気設備の高効率化、建築物パッシブ手法の開発です。

経済産業省建材トップランナー制度審議会委員、環境省温暖化対策住宅分科会委員、国土交通省スマートウェルネス住宅研究委員会委員などの活動もされており、国や市などの建築の省エネにかかわる技術的な評価、開発に携わっています。

セミナーの内容

「住む人のことだけを考え続ける」

オンラインにて開催された今回のセミナーには、約100名の社員が参加しました。

岩前教授からは、日本国内外の経済や住宅など様々な観点から今の住宅の状況や、目指すべきところを講義形式で教えていただきました。

岩前教授に教えていただいた「建てる人のことを考えるのではなく、住む人のことを考えるべき」という言葉に私たちは共感をしました。

泉北ホームでは「家は命・健康を守る場所でなくてはならない」と考え、国の基準を最低基準として家を建て続けています。
これからも、命を預かる家を建てていることを忘れずに、快適で心地の良い家とは何かを考えていきます。

「命・健康を守れる家づくり」をこれからも

楽しんで家づくりに取り組んでいただきたい

デザインや間取りなど、住宅設計において大切なことはいろいろありますが、だからといって「デザインが良ければ寒くてもいい」「地震で住めなくなってもいい」という人はまずいないはずです。
性能は大前提。そのうえで今は、お客様が何を求められているかを大切にしていきたい。
性能以外の部分について、将来の暮らしを思い描きながら、楽しんで家づくりに取り組んでいただけたらと私たちは考えています。

今後の展開

近畿大学×泉北ホーム

社内セミナーとして開催された今回の勉強会は、営業や設計など、住宅のプロが参加する専門的な内容でした。

みなさまには、岩前教授と泉北ホームの想いをより分かりやすくお伝えする方法を考えておりますので乞うご期待ください。

※記事は2022/1/24現在の情報です。ご確認のタイミングによっては情報が更新されている場合がございます。

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