ぼくらの家ラボ

設備・建材

2020.05.15

日本は「食器洗い乾燥機」の後進国!?

今時、ビルトイン型の食器洗い機乾燥機が付いたキッチンって、どこで建てても標準仕様よね?

ところがどっこい、そうではないニャ。
実は、日本は欧米諸国に比べて普及率がかなり低いのニャ。
キッチンに付いているのが、当たり前ではないことが、普及率が低い原因の一つかもしれないニャね。

料理を作るのはまだいいけれど、食後にお皿を洗うのって、なんだか億劫ですごく面倒ですよね。
セバスチャンが勝手に洗ってくれたらいいのに!...って思うときありませんか?
そんなときに便利なのが、自動で洗浄・すすぎ・乾燥までしてくれる「食器洗い乾燥機」です。

ただ、日本は欧米諸国と比べて、食器洗い乾燥機の普及率がまだまだ低いそうです。
そこで、今回は日本の食器洗い乾燥機事情をご紹介したいと思います。

食洗機普及率

30%前後の普及率に留まっている

実は、食器洗い乾燥機の日本での普及率は、30%前後にとどまっています。
グラフはかなり抜粋させていただきましたが、欧米諸国ではだいたい70%ぐらいの普及率です。

世界的にみると、食器洗い乾燥機で洗い物をするのは、もう当たり前の時代なのです。

食洗洗い乾燥機を使って感じるメリット・魅力は?

『時短・エコ・楽・ストレスフリー』になった

食器洗い乾燥機を使って感じるメリット・魅力の一位は、「食器洗いにかけていた時間が短縮できた」という家事の時短に関するものです。
他にも、節約・エコ・ストレスフリーに関するメリットが挙げられています。

食器洗い乾燥機を使っていない理由

キッチンに置くスペースがないから

メリットだらけに思える、食器洗い乾燥機ですが、逆に使っていない理由の第一位は「キッチンに置くスペースがないから」という結果のようです。
確かに調味料、水切りカゴ、調理器具など、ただでさえ使うものが多いキッチンで、大きな食洗機を置くスペースなんかとてもじゃないけど…ってなりますよね。
次に購入価格の問題や、電気代や水道代の心配があるようです。

キッチンに置くスペースがない問題

最初からビルトイン食器洗い乾燥機がついているキッチンを選ぶ

もし家を建てるときなど、キッチンを選ぶ段階にあるのであれば、最初から食器洗い乾燥機が内蔵されたタイプのキッチンを選ぶことで、スペースの問題は解決できます。

お料理の下ごしらえや盛りつけに、ワークトップが広々使えます。
シンクにまとめた汚れ物は、そのまま食洗機にセット。
それに、すっきりとした見た目も保てますね。

電気代・水道代がかかりそうだから

一般的には食器洗い乾燥機を使う方が経済的

「手洗い」は水を流しながら洗ってすすぐので、すすぎの水が大量に必要になり、水をたくさん使ってしまいます。
洗う量が一枚、二枚とかならまだしも、家族全員分の食器を洗う場合は、食器洗い乾燥機に洗ってもらう方が経済的です。

購入価格が高い(高そう)

食器洗い乾燥機が標準仕様なら、最初から付いてくる

家を建てるときに、食器洗い乾燥機が標準で付いてくれば、新たに購入する必要はありませんよね。
「今の新築一戸建てのキッチンなら当たり前についているんじゃないの?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、付けるにはオプション費用が必要になることも、意外に多いのです。

また、見せかけのために、キッチン自体はグレードの高い商品なのに、食器洗い乾燥機はなぜか「標準外」みたいなケースもあったりしますので、損をされないように注意してください。

せっかく注文住宅で建てるなら

今まで通りの生活で暮らしを良くする

せっかく家族に合わせた家を建てられる注文住宅を選ぶなら、見た目だけや、何か一つに囚われるのではなく、今まで通りの生活で、家事や育児がラクになるか、家族が健康に過ごせるか、もしものときに命を守れるか...などなど『暮らし』を見据えて考えてみてください。

家は暮らしの器ですから、解決できることも、きっと多いはずですよ。

  • 欧米に比べて、日本は食器洗い機の普及率がかなり低い。

  • 新築一戸建てでも意外に「標準外」だったりするので、要注意。

  • 食器洗い機を使う予定の場合、標準仕様かどうかを必ず確認。