ぼくらの家ラボ

暮らし・育児

2019.09.06

台風シーズン到来!考えよう防災対策

台風なんて毎年来るから、「今回も大したことない」と高を括ってたけど、
2018年の台風21号は本当に凄かった…。

過剰報道とも言われてるけど、台風による被害はほとんどの場合においてゼロではないニャ。
吾輩の意見だけど、用心するに越したことはないんじゃないかニャ。
無事なのが何よりニャンだから。

平成30年台風第21号(チェービー)。
近畿地方を中心に甚大な被害をもたらしました。

走っているトラックが横転し、駐車場では車が積み上がり、家の屋根は吹っ飛び、駅では天井が崩落。
台風通過後も、道の木々は折れ、信号は曲がり、公共交通機関も麻痺。
電線が切れ停電、多くのご家庭が不安な夜を過ごされました。

台風は来ると分かっていました。
しかし「甘く見ていた」という言葉に共感される方もいらっしゃるのではありませんか?
実は、日本に大きな災害をもたらす台風の多くは9月にやってくるのです。
そこで、今回は防災に役立つ対策をご紹介します。

非常用持ち出し袋(防災グッズ)

パッと掴んで持って行けるように

「非常用持ち出し袋」とは、災害が起こって避難するときに持ち出す、当面自分が必要とする最小限の品を納めた袋のこと。
手っ取り早く準備をする場合、防災セットを通販などで購入もできます。
ご自身で用意される場合は、当ホームページのぼくらの家ラボ“「非常用持ち出し袋」の中身って?”を参考にしてみてください。
用意できたらパッと掴んで持って行けるように、玄関など持ち出しやすい場所に置いてください。

家庭内備蓄

大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましい

電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。
大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。

また、飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要。
日頃から「水道水を入れたポリタンクを用意する」「お風呂の水をいつも張っておく」などの備えをしておきましょう。

家具の置き方

「家具は必ず倒れるもの」と考える

阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしました。
大地震が発生したときには「家具は必ず倒れるもの」家具が転倒しないよう、家具は壁に固定しましょう。
寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにしましょう。
置く場合も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよう、家具の向きや配置を工夫しましょう
手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。

ご新築される場合は、クローゼットを設けたり食器棚を天井・壁付施工にすることも有効だと思います。

耐震ラッチ

一定の震度以上の揺れを感じると、自動的に扉が開かなくなる

家具の転倒防止だけでは不十分で、飛び出し・落下防止をしないと食器や調理器具が落下しケガの恐れがあります。
さらに割れた食器・落下物により床が危険な状態となり逃げ道を塞いでしまう事もあるのです。

地震の際、扉が開いて中の物が飛び出さないように「耐震ラッチ」を予め付けておくことをオススメします。
「耐震ラッチ」はある一定の震度以上の揺れを感じると、自動的に扉が開かなくなるので、もしもの時に有効です。

最新の食器棚であれば付いているはずですが、お持ちの食器棚に付いてなくてもネット通販やホームセンターなどでも購入できます。

防災マップやハザードマップ

事前に印刷して持っておく

いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、お住まいの自治体のホームページや国土交通省ハザードマップポータルサイトなどから「防災マップ」や「ハザードマップ」を入手し、避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう!
自宅近隣の避難所などをあらかじめ知っておけば、実際災害が発生したときにどこへ避難すれば良いのか、どこで家族や知り合いと待ち合わせれば良いのかなどの対策を立てることができます。

災害発生直後は、安否確認や情報収集のため、データ通信量の増加などによる接続障害や停電、基地局の被災などが考えられますので、事前に印刷して持っておくことをオススメします。

災害用伝言ダイヤル

「171」に電話をかけると伝言を録音できる

災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合もあります。
その際は局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、伝言を再生できます。

※一般加入電話や公衆電話、一部のIP電話からご利用できます。

「NHKニュース・防災」アプリ

NHKならでは信頼のおける情報が届く

NHKが発表する災害に関連した情報をチェックできる「NHKニュース・防災」アプリ。
速報や災害・避難情報をプッシュ通知でお知らせ。
マップ上で雨雲や台風、河川情報をチェックできたり、災害時などにはライブの放送同時提供をすることも。
NHKならでは信頼のおける情報が届くのでオススメです。

太陽光発電と家庭用蓄電池

電気の復旧が遅れても昼に充電して夜に電気を使うことができる

2018年の台風21号では、大阪府で最大96万7千戸という膨大な戸数が停電の被害を受けました。
停電で「冷蔵庫の中のものがすべてダメになってしまった…。」という声をよく聞きました。
家庭用蓄電池は、使いたい家電製品をあらかじめ設定しておくことで、停電時に貯めた電気を使うことができるので安心です。
さらに太陽光発電と組み合わせることで、電気の復旧が遅れても昼に充電して夜に電気を使うことができ、もしもの時にもしっかりと備えることができます。

オススメ防災対策

何よりも心構えが大事

家族の命に関わる自然災害。
用心しすぎると言うことはありません。
何か起こってしまってからでは遅いのですから。
地震でも大雨でもこれはどんな災害にも言えることだと思います。

例えば、「東日本大震災を超え、国難ともいえる巨大災害」と国が位置づけている『南海トラフ地震』。
平成30年台風第21号を経験した今のように、他人事ではなく自分事と捉えていくことが大事なのではないでしょうか。

※本記事は『災害への「備え」チェックリスト』政府広報オンラインを参考に作成しております。

  • 日本に大きな災害をもたらす台風の多くは9月にやってくる。

  • 何か起こってしまってからでは遅いから、もしもの時にもしっかりと備えよう。

  • 災害を自分事と捉えていくことが大事。