ぼくらの家ラボ

設備・建材

2020.03.14

停電や断水時に役に立つ設備とは!?

自然災害対策として、非常持ち出し袋を普段から用意してるんだけど、防災を意識した家づくりに役立つ「住宅設備」ってあるかな?

電気とか水とかのライフラインがあれば、助かるニャよね。
普段の生活はもちろん、緊急時にも役立つ住宅設備を紹介するニャ。

皆さまは「災害時の備え」をしていますでしょうか?
えっ?!自分は大丈夫?…本当にそうですか?
災害時に備えて、非常用持ち出し袋や、水や食料の備蓄して準備しておくと、いいかもしれませんよ。

あと、文明社会に生きる私たちにとっては、「電気」などのライフラインもまさに生命線といえますよね。
しかしこれらは、大災害発生直後は供給が停止したりと、利用が困難になることもあります。
そこで今回は、もしものときに使える住宅設備を紹介したいと思います。

エコキュート

多くの水を確保できる

『エコキュート』とは、ヒートポンプという特殊な技術を利用して、空気の熱でお湯を沸かす電気給湯機のことです。
要するに省エネルギーでお湯が沸かせる設備なのですが、非常時にはエコキュートに付属するタンクに貯まったお湯を生活用水として利用することができます。

370Lの貯湯タンクの場合、4人家族の3日分の生活用水に相当する量です。

エネファーム

電気と水を確保できる

『エネファーム』はお湯を沸かすときに出るエネルギーから、電力を作り出すシステムのことです。
こちらも、普段は省エネに貢献する設備なのですが、発電中に停電が起こった場合は非常用電源として「自立運転用コンセント(非常用コンセント)」から電気を使えます。
ただ、ガスと水道が供給状態であることが必要です。

また、貯水タンクがあり、最大約130L=トイレ約32回分の水が利用できます。

太陽光発電

電気を作ることができる

『太陽光発電』の仕組みについては説明不要ですね。
普段は作った電気を自家消費したり、余剰電力を売電したりできます。
また、晴れていれば電気をつくることがきるので、停電時には「自立運転用コンセント(非常用コンセント)」から電気を使えます。
もちろん、太陽が出ていない夜間には電気を作れませんし、曇っていると発電量が下がってしまいます。

蓄電池

電気を貯めることができる

エネファームも太陽光発電も、電気を作ることはできるのですが、「電気を貯める」ことはできません。
しかし、『蓄電池』があればエネファームや太陽光発電で作った電力を、蓄電池に貯めることができます。
長期的な停電にも対応することができるので安心です。

普段は、割安な夜間電力を貯めて、朝や夕方に使うことで電気代の削減に役立ちます。

何より災害から守る家

許容応力度計算は必須

ここまで設備をご紹介してきましたが、そもそも家が災害に耐える構造でなければ意味がありませんよね?
少し設備から話はそれますが、構造計算にも大きく分けて「壁量計算」と「許容応力度計算」があって、同じ『耐震等級3』でも導き出す過程に違いがあります。

構造計算って聞くと、何だか複雑な計算をしてそうなんですが、実は「壁量計算」の方は、ただ壁の枚数を見るだけなのです。
紙にしてA3用紙一枚分です。
これは、多くの教授や有識者が問題視をしています。

日本は災害大国

国土の面積は全世界のたった0.28%なのに…

日本は、日本の国土の面積は全世界のたった0.28%しかないのですが、全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起こっています。
また、全世界の災害で受けた被害金額のうち、11.9%を日本が占めています。
日本は世界でも有数の災害大国なのです。

せまる、台風の強大化と南海トラフ地震

早めの対策がおすすめ

近年の台風の強大化はもちろん、予想される自然災害の脅威として『南海トラフ地震』があります。
「自分は大丈夫」とは思わずに、命を守るためにも早めの対策をおすすめします。

  • 災害時の備えをしていますか?

  • 日本は世界でも有数の災害大国。

  • 「自分は大丈夫」とは思わずに、命を守るためにも早めの対策がおすすめ。