ぼくらの家ラボ

家づくり

2021.07.01

植栽で暮らしに豊かさを

お友達のお家には、たくさんの植物がお庭にあったんだけど、
ぼくのお家には、なんで植物がないの?

それは、パパとママの気分ニャんだ。
最近、家のお庭や外構に植物を取り入れるお家が増えているんだニャ。
坊やも植物について学んで、庭に緑を取り入れてみニャイか。

庭に緑を取り入れていますか?

日本の文化には四季という自然の営みが根付いています。
そんな、自然とともに暮らす日本人は昔から庭を愛し、庭とともに、四季を味わいながら暮らしてきました。

現代でも、庭は空間を和らげ、人の心をなごませる重要な役割を果たします。

緑に癒される暮らしを実現し、心地よい住まいをつくれるよう、今回は植栽についてご紹介します。

植栽って何?

暮らしに緑を添える

植栽とは草木を植えることをいいます。
日常生活に癒しを添え、暮らしを豊かにしてくれます。

また、家の象徴となるような庭木のことを「シンボルツリー」と呼んでいます。

おすすめの植物

植物を選ぼう

庭木として用いられている植物は、選べないほどたくさんあります。
そのため、庭植えにおすすめの植物をご紹介します。

1.シマトネリコ
庭のシンボルツリーや花壇など、あらゆる場所で利用されている人気No.1の植物です。

2.オリーブ
銀色に輝く葉が繊細で、美しく、洋風の雰囲気が出ます。
日当たりがよく水はけがよければ、特に土壌は選ばないため、庭に取り入れやすい木です。

3.ソヨゴ
庭の主木として用いられます。
日照に強く、耐寒性、耐陰性もあります。
また、樹形もあまり乱れず病害虫も少ないので、おすすめです。

4.アオダモ
野球のバット材にもなることで知られる樹木です。
成長が遅く、建物に当たってしまうほど大きくならないうえ、
半日陰でもよく育ち樹形が乱れません。
外構以外にも、中庭でも使いやすい樹木です。

全体のバランスをよく見せよう

樹木の配置方法

樹木の配置には、不等辺三角形が良いという暗黙のルールがあります。

同じ種類の樹木を等間隔で並べず、樹種、高さ、配置に変化を加え、
あえて不均一にすることで作為を感じさせない、
という日本の造園の世界観を表現しています。

奥行きを広く見せれることや、全体のバランスをよく見せることができるため、おすすめの配置方法です。

庭で四季を楽しもう

彩りを庭に添えましょう

緑を庭に取り入れることで、四季を楽しむことができます。

樹木には、1年中緑を保つ常緑樹と秋冬になると葉が落ちる落葉樹の2種類があります。
庭木を落葉樹にすることで、季節ごとに違った表情が楽しめる季節感のある庭づくりができます。

さまざまな種類がありますので、樹木・植物以外にも、好みにあわせた花などを取り入れ、庭に彩りを添えましょう。

住宅のテイストにあった植栽

家と庭の雰囲気

家の雰囲気と、庭の雰囲気に統一感がなければ、家全体の雰囲気がまとまりません。

北欧風住宅には北欧テイストの庭木を、和モダン住宅には和モダンテイストの庭木を、など調べてから緑を選ぶようにしましょう。

また、落葉樹を生かした雑木風の庭をイメージして植栽していただくと、和風建築から洋風建築まで幅広く対応できるのでおすすめです。

楽しくお手入れできる範囲で

緑に癒される暮らしを体験

植栽のお手入れにあまり時間をとれないという方は、手間がかかりにくい樹を植えるようにしましょう。

無理をして植栽のスペースを増やすと、ストレスになり、楽しい作業ではなくなってしまいます。
住まいに緑を添えることは、素敵なことですが維持できる範囲、無理のない範囲で植栽をスタートしましょう。

今回は、植栽・庭木についてご紹介しました。
家や庭の雰囲気を自分の好みのデザインにして、緑に癒される暮らしを体験してみませんか?

  • 植物を取り入れ、暮らしを豊かにしよう。

  • 家の雰囲気に合わせて、庭をつくろう。

  • 植栽は、無理のない範囲で行おう。