ぼくらの家ラボ

間取り

2022.01.10

役立つ”動線”の種類を教えます!

「間取りを決めるときは”動線”を考えて」ってよく言われるけど、なにをすれば良いかいまいちわからないのよね~

動線は、家をどのような経路で動いているかを表すことニャ。
「モーニングルーティンはどの経路で動いているのか?」を考えると、無駄な動きが少ない良い間取りができるんだニャ。

注文住宅で間取りを考えようと思っても、ゼロからの状態では全然思いつかないですよね。
ただ、家から出るときや家に帰ったときのことを思い出してください。
一日の行動を考えたときに、身支度、洗濯、食事、掃除など、たくさんのことをしているはずです。

そこで今回は、動線の種類についてご紹介したいと思います。

一日の行動を思い出して

どのような経路で動くのかを考えてみよう

動線とは、建物の中を人が自然に動く時に通ると思われる経路を線であらわしたもののことです。
毎日、効率よく行動できる間取りをつくるためには、家族がどのような経路で動くのかを考えることが大事です。

動線にも種類がありますので、次項から少し紹介させていただきますね。

家事動線

料理や洗濯・掃除など、家事をする動線のこと

時間も労力もかかる家事は、なるべく楽に済ませたいですよね。
洗濯機を回している間に料理をし、料理を煮込んでいる間に洗濯物を干すなど、同じ時間にできる家事は、間取りを近くに設けることで時短になります。

身支度動線

朝の通勤・通学など、お出かけするまでの動線のこと

1日で一番バタバタする朝だからこそ、ムダな動きを少なくできるように考えましょう。
朝起きて、顔を洗いご飯を食べ、着替えやメイク・ヘアセットをして荷物を持って出かける。
家族で朝の時間が重なるときは、広めの洗面室をつくるのもアリですよね。

帰宅動線

外出先から帰ってきたときの動線のこと

帰宅後は、できるだけすぐにリラックスしたいですよね。
買い物帰りに、食材や生活用品を収納する順番や、仕事や学校帰りに、荷物を置く場所は忘れがちです。
子どもの外遊びのあと、玄関から洗面室、浴室へ一直線する動線は、”どろんこ動線”とも呼ばれます。
家が汚れないよう、事前に考えておきたいポイントです。

来客動線

お客様が来られた時の動線のこと

来客時の準備は結構大変ですよね…。
皆さんはお客様をどこに案内されるでしょうか?
お客様が通っても良いゾーンとプライベートゾーンとを分けることで、来客時の準備が楽になります。

収納動線

モノを使い、収納するときの動線のこと

玄関には靴を入れる玄関収納、キッチンには食器棚やパントリーがあるように”ちょうど良い収納場所”は、ムダな動きを減らします。
たとえば洗濯物を干す場所の近くには、家族みんなの服が収納できるクローゼットとアイロン台。子どもの勉強場所の近くには、ランドセルや教科書の収納場所をつくるなど、ほかの動線とあわせて考えてみましょう。

何”動線”を取り入れる?

家族にあわせた動線を見つける

ペットがいるなら、餌をあげたりトイレの掃除をするペット動線。
お庭やバルコニーで遊ぶならアウトドア動線など、動線は人により異なります。
動線を考えるときには、どの時間に誰がどう使うかも考えましょう。
よりムダな動きを少なくすることができて、時短につながります。

せっかく注文住宅で建てるなら、ご家族の暮らし方に合った間取りがベストですよね。
一度、ご家族の動線を書き出して整理してみてください。

  • 動線を考えると、無駄な動きが少ない良い間取りができる。

  • 動線を考えるときには、どの時間に誰がどう使うかを考えよう。

  • 間取りを考える前に、家族みんなの動線を書き出してみる。