間取り
2021.12.03
低断熱の家はモノが増える?
断熱性能の話って難しくて、よく分からないからあまり興味がないの。
高断熱の家に住むとモノが減るという話をご存じかニャ?
逆に言うと、低断熱の家に住むことでモノが増えるかもしれないニャよ。
自宅の不満第1位は「収納スペース」となっており、収納問題にみんな悩んでいます。
テレビや雑誌でも収納特集が組まれ、収納術や収納方法といったことに目が行きがち。
でも、断熱性能とモノの量は関係するというお話はご存じでしょうか?
そこで、今回は断熱とモノの関係についてご紹介したいと思います。
散らかる原因はモノが多いこと
散らかる原因は、「モノの総量が多いこと」
当たり前かもしれませんが、片づけられない理由、散らかるもっとも根本的な原因は、「モノの総量が多いこと」なのは周知の事実かと思います。
ただ、一人暮らしだとモノの量のコントロールはできますが、人が増えていくごとにモノは自然と増えていきます。
家族のモノが集まることによって、家が散らかってしまいます。
でも、中には断熱性能が低い家に住むことでモノが増えるというお話もあるのです。
冬場の厚い布団類
高断熱の家は冬用の厚い布団がいらなくなる
寝るときを想像してみてください。
お風呂から上がった後、分厚い冬用の羽毛布団に、分厚い毛布が重なった寝床に湯冷めしないうちに急いで入っていませんか?
高断熱なお家はお部屋全体を暖めるので、冬用の厚い布団が必要なくなります。
薄掛け布団だけで過ごされる方もいらっしゃいます。
フリースやパーカーなどの部屋着
高断熱の家は冬用の部屋着が減る
廊下に出るとそこはまるで「外」のような室温。
寒さを凌ぐため、部屋着専用のフリースやパーカー、軽いダウンなどを持っていませんか?
高断熱なお家は暖房室と非暖房室の温度差が少なくなるため、そういった部屋着を減らすことができます。
エアコン以外の冷暖房器具
高断熱の家は冷暖房器具が減る
低断熱の昔の家は、エアコンとは別にストーブやコタツ、ホットカーペット、扇風機などの冷暖房器具が必須でした。
ご家族によっては、それらの冷暖房器具をいくつも使って寒い冬を耐えていることも…。
高断熱の家になるほど、エアコンだけで十分にまかなえますので、そういった冷暖房器具を別に用意する必要がなくなります。
購入費用や光熱費も減らせるのはお得ですよね。
量にして1坪の収納スペースが減る
高断熱の家はモノも減るし節約にもなる
前述した「モノ」ですが、4人家族で考えると、モノの量としては1坪の収納スペース分となります。
一般的に家づくりでは坪単価で金額を考えますが、その収納スペースが必要なくなると1坪減らせられる計算となります。
家を建てられる会社や商品によって違いますが、1坪減ることで何十万という費用を減らすことができますよね。
また「モノ」を購入する費用も必要がなくなります。
高断熱住宅はいいことづくめ
家族が笑顔でいられる時間が増えるかも?
高断熱住宅は快適になって、光熱費の節約につながります。
健康でいられれば、医療費の削減も期待できるというメリットの他にも、モノが減るので一挙''何得"にもなります。
なにより、モノが減るとそれを片付ける時間や探すイライラ時間を減らせられますので、その分は家族が笑顔でいられる時間も増えるかもしれません。
家づくりをされる際は、少なくともZEH(ゼッチ)断熱基準以上を目安とされることをおすすめします。
参考までに、ぜひ覚えておいてくださいね。
断熱性能が低い家に住むことでモノが増える。
高断熱住宅はモノが減るので収納スペースを減らせる。
高断熱住宅は一挙''何得"にもなる。